季節の野菜と胡桃のいなり寿司

 

「蕎麦 柏屋」は、笠間おいなりさん協会指定のお揚げを使用した、正統派の蕎麦いなりが味わえるお店です。そして、非常にシンプルな蕎麦いなりの他に、季節の野菜を酢飯に混ぜたスタンダードないなり寿司も味わうことが出来ます。

 

春には菜の花の辛子和えが詰まった野趣満点のいなり寿司が楽しめ、秋には菊まつりに合わせて、菊の花の酢の物を酢飯に和えたいなり寿司が登場します。こちらは1個100円と超リーズナブルです。蕎麦のお供にも最適です。

 

「くるみ稲荷ずし 二ツ木」は、いなりずし専門のお店です。このお店のいなり寿司は少しサイズが小さめで、ちょっと甘めの味付けです。しかし、しっかりと揚げに染みたツユの味がたまりません。この秘伝のツユは創業当時から変わらぬ味であり、江戸時代に食べられていた、甘くて軽いいなり寿司を現代に再現してくれているのです。

 

そして、このいなり寿司の中に入っているのは何と胡桃なのです。笠間稲荷の別名である「胡桃下稲荷」の名の通り、地元の特産品と言えば胡桃です。そんな胡桃が素焼きにされ、香ばしさを増していなり寿司の中に入ったのがこの逸品というわけです。甘めでサクサクした食感は女性受けしそうな優しい味に仕上がっています。この胡桃いなり寿司は、都内で行われた胡桃を使った料理コンテストで金賞を受賞したこともあるのです。ちょっとつまむには最高のいなり寿司です。