蕎麦いなり

 

笠間名物である蕎麦いなりの元祖となると、テレビなどでもよく取り上げられる超有名店「狸庵 つたや」ということになるようです。ここの蕎麦いなりは、少し涼しくなってきた頃になるとお店に登場する季節メニューです。

 

お揚げは手揚げで作った伝統のお揚げであり、それを2時間近く煮込んで作っています。そのお揚げの中に、ほのかに酸味を効かせた蕎麦を詰め込んだ蕎麦いなりは、自然薯をつなぎに使った蕎麦の美味しさを堪能できる一品となっています。

 

「つの國や」の蕎麦いなりは、地元産の舞茸と白ゴマが入っており、サイズも少しが大きめです。蕎麦に合うように、秘伝のタレで味付けした舞茸が、細めの蕎麦と絶妙にマッチしています。甘さもほど良くさっぱりとしています。蕎麦だけでは物足りない時や、おつまみとしても丁度良いかも知れません。110年の歴史を持った老舗こだわりの味が、2個で300円とかなりお得です。

 

「蕎麦処 松月庵」は、本格手打ち蕎麦を使った蕎麦いなりが特徴です。ここの蕎麦いなりには、食感を高めるニンジンと、ふっくらと炊き上げた香り高いそばの実、そして旨味をプラスする笠間産の舞茸が入っています。お揚げは蕎麦との相性を十分に考えて工夫された自家製のタレで煮付けられています。価格も3個で315円と非常にリーズナブルです。極太の古式蕎麦も是非堪能したいところです。